Archive for 12月, 2009
所信 二上理事長
所信
二上 昌弘
はじめに
2009年春、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が開催され、日本代表チーム(侍ジャパン)が、2大会連続の世界一に輝いたことは、まだ、記憶にも新しい事です。政治・経済で先行きが不安なニュースや記事を目にすることが多い昨今、日本中が熱狂し、歓喜に沸いた瞬間でありました。
そして、今回のWBCで優勝へと導いた戦いの原動力として、頻繁に目にし、耳にしたのが、「日本力(にっぽんぢから)」や「大和魂」・「侍」といった言葉でした。私はこれらの言葉から、古来より日本人に受け継がれてきた「武士道精神」という誇りを改めて強く意識いたしました。「武士道」とは、「義」・「勇」・「仁」・「誠」・「名誉」・「忠義」といった理想や品格、心のあり方が、長い年月をかけて日本という国のなかに醸成され、日本人の心の中に精神として刻み込まれ、日本人が元来持つ民族的本能として、日本の道徳の中核を成してきたのだと思います。
最近、何かと日本の弱体化を耳にすることが多い中で、日本の伝統や文化を理解し、「日本人で良かった」と思える心と、日本人としての誇りを持ち日々行動していかなければならないと考えます。
また、所沢に眼を向けると我々社団法人所沢青年会議所は、46年という歴史の中で、400名を越える多くの先輩方が、その時その時代のニーズを的確に捉え、運動・活動を展開し、まちづくりを実践してこられました。私たち現役メンバーは、多くの先輩方が築きあげ、脈々と受け継がれてきた歴史と伝統に感謝し、この時代のJC運動・活動を行い、新たな歴史を刻んでいかなくてはなりません。その為にもひとりひとりが先輩方と同様に、常に向上心を持ち、「ふるさと ところざわ」を心から愛し、その気持ちをひとりでも多くの所沢市民に伝播すべく、(社)所沢青年会議所の名に恥じぬよう、まちづくりに邁進していかなければなりません。
青年会議所は世襲経営者のサロンでもなければ、単に社会奉仕を行う団体でもありません。私たちは未来に向かい、より良き明日を目指して私たちの住む「ふるさと ところざわ」のために、常に真剣で前向きに進歩への挑戦を行い、理想と具体的な施策を持って、行動していかなくてはならないのです。
「日本力(にっぽんぢから)」~活力ある「ふるさと ところざわ」を目指して~
私たちの「ふるさと ところざわ」は都心に程近く、武蔵野台地の豊かな自然が色濃く残るまちであり、昭和30年代以降、多くの人々がその利便性と環境を求め、所沢に移り住み、現在では34万人が暮らす特例市となりました。人口も毎年数百人ずつではありますが微増しています。しかしながら、65歳以上の高齢者人口を見てみると、ここ数年は、毎年約4、000人増加し、構成割合では1%ずつ増加し続け18.9%となっています。これは確実に高齢化が進行している証拠なのです。私達は、この様な現実をしっかりと認識し、人口が増加していることだけを捉え安心せずに、問題意識をしっかりと持ち、市制60年を迎える本年、10年・20年・30年後の「ふるさと ところざわ」の将来を見据え、運動・活動を展開していかなくてはなりません。加えて、私達のまちづくり運動において忘れてはならないものがあります。それは、このまちの歴史であります。
1911年、このまちに日本で初めての飛行場が造られ、同年4月5日午前5時37分当時のパイロットであった徳川大尉は、アンリ・ファルマン機を駆り所沢飛行場から未知の世界「大空」へと飛び立ちました。この日、この所沢で第一幕を開けた日本の航空史は、この国の航空技術の先駆けとなっています。そして、この日からもう間もなく100年が経とうとしています。(社)所沢青年会議所では、多くの先輩方が「航空発祥の地ところざわ」を柱とした運動・活動を展開され、今も私達の中に脈々と受け継がれています。私達は、このまちの現実を見つめ、尚且つこのまちの歴史の大きな節目である航空発祥100年という年を踏まえて、このまちの未来像を創造しながら運動・活動を展開してまいります。
「大和魂」~道徳心あふれる子どもたちに~
最近、学校では、学級崩壊や給食費未納問題あるいはモンスターペアレンツなどといった言葉に代表される、およそ、我々が子どもだった頃には考えられないような問題に囲まれています。以前、先生という職は子どもたちにはもちろん、親や地域の大人からも尊敬され、地域において絶対的な存在でした。また、それと同様に家庭や地域において大人という存在は絶対的であり、たとえ自分の子どもでなくてもわが子同様地域の子どもとして育てるべく、悪い事をしていれば遠慮なく叱っていました。こうした当たり前の事が、数十年のうちに崩壊した理由として、我が国の倫理道徳観が著しく低下し、極端な個人主義や強い平等意識が横行し、先人に敬意を払わない社会の構造が挙げられると思います。これにより、教育現場はもとより、地域社会、家庭においても深刻な問題を多発させ、子どもたちを取り巻く環境が大きく変化し、創造力や、自発性・忍耐力・自制心・思いやり等々、心の豊かさが不足している子どもが増加しつつあるように感じられます。
こうした中、我々青年会議所メンバーがやるべき事は、地域の大人としてその存在感を示し、先人から受け継いだ意思を持って子どもたちと関わり、青年会議所の運動・活動を通じて子どもたちに良い影響を与え、次世代に伝承することで様々な問題を少しずつ改善することであると考えます。そして将来、成長した子どもたちが、私たちと同じように問題解決を考え、行動するきっかけ作りをしていくことだと思います。その中で、私たちは次代を担う子供たちに、説得力のある自らの背中を通して、伝統や文化の大切さ、感謝の気持ちや思いやりの心を、伝えることで長い年月をかけて日本人の心の中に精神として刻み込まれてきた道徳心を芽生えさせなくてはならないのです。
「侍」~強くそして潔く~
青年会議所に入会する理由は人それぞれであります。例えば、青年会議所の運動・活動を通して沢山の友達を得る事や、まちづくりに参加する事、そして、経営者としての知識や指導力を身につける事で、視野の広い、人間力を兼ね備えた青年経済人となる為に、己自身を鍛えようという思いであると考えます。事業や例会を通して学ぶ事もあれば、研修のように様々なプログラムを実践して知識を得るものや、講師の話を聴くもの、そして、多くの青年経済人である仲間との出会いやふれあいによって刺激を受け、勉強になる事等、全ての事が、私たちにとって必要な知識や経験を得る事となり、己自身の成長につながるのだと思います。よく言われますが、「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨かれないように、人は人でしか磨かれない」という言葉のとおり、本気で付き合える多くの仲間との切磋琢磨が必要なのです。
その為には、新しい仲間を増やす事も重要です。しかしながら、JCに対する噂や情報が先行し、社会的な評価は必ずしも良いものばかりではありません。己を律し、責任と自覚を持って行動しているメンバーも多い中、その反対に、メンバーひとりひとりの行動がJCに対する批判を生み、会員拡大につながらないのも事実であります。その中で私たちは、メンバー全員が自らを律し、口だけではない説得力のあるひとりの人間として日々精進し、成長することでJCに対する評価を上げていくことが必要なのです。そして、多くの新しいメンバーを増やすことで、新しい力・新しいアイデアを得ることにより、組織を活性化し、更なる運動・活動を展開していかなくてはならないのです。
「武士道精神」~こんな時代だからこそ~
世界的なデフレによる金融緩和によって生み出された膨大な投機マネーが、アメリカのサブプライムショックにより、これまで投機の対象としていた土地や株式から、原油や穀物へと向き始め、安易に金が金を呼ぶかのような実態の無い市場経済の中で暴徒と化し、あたかも好景気を装っておりましたが、リーマン・ショックを皮切りに100年に一度といわれる未曾有の経済危機に見舞われています。我々青年経済人であるJayceeにとっても非常に厳しい環境が続いています。しかし、こんな時代だからこそ、我々は「艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉(たま)にす」(苦労や困難が人を成長させる)が如く、安易な道を選ばず、大義の元、困難な道を歩み、その試練が(社)所沢青年会議所としての強さを形成していくのだと考えます。また、若いメンバーに対しては先輩として、何故、困難な道を選ぶ必要があるのか、理解が得られるまで対話し、そして自らの行動で示しながら、共に徹底的に取り組み達成感を味わう事で、メンバーひとりひとりが一回りも二回りも成長する事が、組織としての好循環を生み出し、(社)所沢青年会議所の精神の継承を図るのだと思います。
私は理事長として、自ら「武士道精神」を実践するべく青年会議所活動ができる喜びと感謝の気持ちを大切にし、受身ではなく積極的に、限りない可能性を信じ、一所懸命行動し努力してまいります。そして組織としては「侍ジャパン」のようにメンバー全員が、ひとりひとりの責任を果たし、お互いに協力し、精一杯の力を出し切り、一丸となって行動することで、目標を定め、達成することを体感したいと考えます。
全ては「ふるさと ところざわ」を明るい豊かなまちにする為に。
所信 田中直前理事長
【所信】まちのためになる事、それは必要とされる事
【直前理事長】 田中 由晃
時代は変わりました。青年会議所しかなかった時代から、青年会議所もある時代へと。
混沌とした時代の中で、このまちにも様々な問題が隠れてしています。そして、それは遠くない未来に大きな津波となってこのまちを飲み込もうとしています。
青年会議所は明るい豊かな社会を目指す事を標榜している団体です。様々な分野に特化して活動・運動を展開している団体が数多く存在している現代において、青年会議所の活動・運動は、一つの組織の中に多岐にわたり、様々なニーズを的確に捉え、それをテーマとして明確にし、明確になったテーマをミッションとして活動・運動の計画をたて、委員会というチームに分かれて、委員長を中心とする委員会メンバーが、1年間をかけ全力で色々な角度からアプローチし、取り組むという、総合的な活動・運動を展開する数少なくなった団体であります。そして、ミッションの一つひとつに繋がりを持たせる事が、このまちの未来を創っていく大きな力となるのです。
私達、社団法人 所沢青年会議所は、このまちを中心としたエリアで暮らす、或いは仕事をしている青年の集まりです。加えて、様々な業種の人々が集い、真剣にまちの未来を考える集まりです。ここには、沢山の知識があり、沢山の経験があり、沢山の知恵がある、無限の可能性と無限の力を秘めた超総合的な組織なのです。己を律し、メンバー全員が己の背中で(社)所沢青年会議所の活動・運動を語る事が出来た時、青年会議所という組織は、このまちに無くてはならない存在となるはずです。魅力的な必要とされる存在となるはずです。そしてそこには、自ら共に活動・運動をしてみたいという新しい仲間も集ってくるのではないかと考えます。
私は直前理事長として、二上昌弘理事長をしっかりと支えながら、理事長の掲げる理想や想いを、まずはメンバー全員に、そして同時に新しく加わるであろうまだ見ぬ仲間達に伝播していきたいと思います。これが、私を育ててくれた(社)所沢青年会議所のために出来る最後の恩返しであり、共に歩んできた二上昌弘理事長を助ける事に繋がるのですから。
所信 平岩副理事長
【所信】希望溢れるまちへ!未来を語り「ところざわブランド」を創ろう!!
【副理事長】 平岩 敏和
昨今、我が国においては全国的に少子化、高齢化が進んでおり、所沢市も例外ではありません。戦後の経済成長期、全国一律型で地域間格差の無かった時代から、今後は、まちが積極的にそのまちの特色を活かした戦略を練り、まちの「ブランド」を確立し、人が集まるまち、とりわけ働きざかりの若い世代に対してアピール力を持つことで、生産年齢人口比率の向上を目指して行くことが必須の時代に突入しました。言うまでも無く、現役世代が増加して経済活動が活発化することは、税収面でも、まちに根を張り商売をしている我々メンバーの各企業にとっても望ましいことです。そして、若い世代が集まることで、まちには活気が生まれるとともに、次代のところざわを担う子ども達が数多く育まれて行くのです。所沢市は、都心にも程近く交通至便な好立地である上に、航空発祥の精神が宿る歴史を有し、2つのプロスポーツチームやトトロが暮らす豊かな自然など、他市には無い多くの魅力に溢れています。そして所沢駅周辺の再開発や米軍通信基地の返還に代表される様に、今後のまちを左右する未知の可能性も多分に存在しております。市民ニーズを踏まえ、20年先に向けたまちのグランドデザインを描き、これらの魅力と可能性を融合していくことで、ところざわは、必ずや他のまちには決して真似の出来ない不動のブランドを手に入れる事ができると確信をしております。図らずも本年、所沢市は市制発足60周年を迎え、翌年には航空発祥100年の記念すべき節目を控えています。この好機に合わせて、我々社団法人所沢青年会議所が率先して、このまちの魅力を広く内外に伝え、希望に溢れるまちの未来の姿を示すことで「ところざわブランド」の確立に向けた第一歩を力強く踏み出してまいります。
そしてその為にも、我々の運動・活動の社会的な説得力を増していくことが必要不可欠であり、それには各メディアとも連携した確かな情報戦略のもと、一つひとつの事業の効果を最大限に引き出し、且つしっかりと成果を示し実績をアピールすることが絶対条件であります。そこに向けて効果的な情報発信を行い、我々の取組みを広く市民の皆様に周知し、ところざわの持つ魅力や可能性を伝えながら、多くの市民や各種団体を巻き込み、まちを想う気持ちの連鎖をまち全体に波及させ、我々の運動・活動の価値の最大化を図ってまいります。
2010年度、私はまちづくり室担当副理事長として、愛する我がふるさとの魅力を広く内外に伝え、希望溢れるまちの未来像を示すことで、多くの人々から「住みたいまちナンバー1」「住み続けたいまちナンバー1」と感じていただける「ところざわブランド」の確立を目指して全力で取り組んでまいります。



