理事長所信

2014年12月26日 金曜日

所信
三浦 峰高
【歴史と伝統に誇りを持つて】
~引き継ぐべき日本への誇り~
2013年から2014年にかけて、富士山の世界遺産登録を皮切りに、古来より日本人が持つ「お。も。て。な。し」の精神が世界的に認められて獲得した2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催決定、長野オリンピックに次ぐメダル数を獲得したソチ。オリンピックでの日本人選手の活躍、そして、アベノミクスによる株価上昇など、我々にとつて明るい話題が多く、日本人としての誇りを取り戻す機会が多くありました。

日本は、世界で一番長い歴史を持つ国であります。この長い歴史の中で独自の伝統と文化を形成してきました。古来より日本人の心の中にある思いやりや助け合いといった奥ゆかしい精神、時代の流れの中で世界から影響を受け変化しながらも、私達が受け継ぐ伝統。文化は世界に誇るものであり、日本人はもっと自国の伝統・文化に対し自信を持つべきであると考えます。

しかし、内閣府の調査によると、日本人は、今なお生まれ育った国や郷土に対する愛着や誇りといつたものは決して強く持っておらず、自尊の念が欠けていると言った事実も見受けられます。私達は、改めてこれまで受け継がれた精神・伝統。文化に対しての価値を見直し、誇りを持つべきだと思います。なぜならば、私達一人ひとりがこの国の歴史を刻む一人であり、この誇りを次世代へと受け継ぐ責任がある為です。

また、同じことが私達公益社団法人所沢青年会議所の活動にも当てはまります。2013年に創立50周年を迎え、「想」を理念に掲げ、ふるさと「ところざわ」を日本一のまちにすべく、昨年新たな第一歩を踏み出しました。今日まで先輩諸兄により築き上げられた歴史と伝統は、誇りあるものであり、その先輩諸兄の活動は、このまちの発展に大きく貢献されました。私達は、この誇りを原動力とすべく、しっかりと受け継ぎ、私達の活動・運動がこのまちにどのような影響を与えられるのかをしっかりと把握し、一人ひとりが青年会議所メンバーである事に誇りをもつて行動して参ります。そして、このまちを日本一のまちにすべく、志を同じうして邁進し、新たなる(公社)所沢青年会議所の歴史を刻んで参ります。

 

【このまちに誇りを持つて】
~まちへの誇りがこのまちを変える原動力となる~
「ところざわ」の歴史は古く、鎌倉幕府崩壊のきっかけとなつた小手指原の合戦や、江戸時代における三富新田の開拓、そして、日本で初めてとなる飛行場が開設され、アンリ・ファルマン機がこの飛行場から飛び立ち日本の航空史の先駆けとなるなど、日本の歴史上でも大きな役割を果たして参りました。また、鎌倉街道の拠点として発展した歴史、東京のベッドタウンとして人口を増やした利便性、さらには埼玉西武ライオンズ、埼玉ブロンコスといった2つのプロスポーッ球団の本拠地となり、狭山茶やうどんといった食文化を有し、武蔵野台地に代表される緑豊かな自然が豊富に残るなど、「ところざわ」の歴史、伝統、文化は他市にも勝る魅力であり、市民にとつても誇るべきものであると感じます。私達の暮らすこのまちは、大きな歴史の舞台となったまちであり、これからの社会を変える可能性を持つたまちであるのです。

しかしながら、ベッドタウンとして発展したまちであるがゆえに、所沢市民の皆様は、あまり市民である事に対する誇りを持っておらず、このまちへの興味や関わりが薄いように感じます。だからこそ、我々が、このまちの魅力を市内外に十三分に広め、まちに対し関心を持つて頂ける様、意識改革を促す必要があると考えます。私達(公社)所沢青年会議所には、これまで「ところざわ」の発展の為に尽力してきた歴史があります。私たちは、このまちづくりへの歴史を自分自身の胸に刻み込み、先頭に立って新たな「ところざわ」の歴史を刻んでいく「想」を持って活動・運動をして参ります。そして、この魅力ある「ところざわ」の歴史を市民の皆様にも広く伝播し、認識して頂く事で、「ところざわ」に対して誇りを持つて頂きたいと思います。そして、この「ところざわ」の新たな歴史を刻んでいくのは、自分達なのだという自覚を促し、「ところざわ」の未来への「想」を共有しながら、市民の皆様と共にまちづくりを行つて参りたいと思います。

 

【心優しい道徳心を養うために】
~人として誇りある人間を育てる~
子どもの頃、私の家には昔話の絵本が沢山あり、よく読んでいました。皆様も両親から、伝記を読んだり、昔話をしてもらつたり、体験した事を聞かせてもらつたりした記憶があると思います。伝記や昔話、体験談といつた話は、私達にとつて道徳を養う大きな存在であつたと思います。これらの話は、子ども達の成長に必要な、疑似体験をさせるものであり、話を聞きながら、善悪の判断を含む道徳心を養う場にもなっていたと思います。

子どもは、大人達の立ち居振る舞いを見て、どのような色にも染まります。子どもの成長の過程において、学校の授業だけでは学べない様々な事を学び、経験する事で、人として成長を遂げていくのだと思います。

しかしながら、現代社会において、子ども達を取り巻く環境は激変し、子ども達にまつわる凄惨な事件が後を絶ちません。これは、日本人が持つ心の優しさに繋がる道徳心といつたものが欠如している事が原因であると考えます。

新たな歴史を刻む子ども達に対し、歴史や伝統の大切さをしっかりと認識してもらうと共に、本来日本人が持つ、心の優しさに繋がる道徳心を持つて頂きたいと思います。そして同時に、日本の伝統。文化を伝える事で、その価値を知って頂き、日本人である事に誇りを持って頂きたいと思います。また、私達大人は、子どもの良き先輩として子ども達と向き合う事で、己自身の行動を振り返り、親である事に誇りを持つと共に、自覚と責任感を更に向上させて参ります。

 

【人としての成長】
~同じ時間を共有し共に大きく成長する為に~
これまで(公社)所沢青年会議所には多くの人が入会し、メンバー間での繋がりを育んで参りました。私自身、この青年会議所に入会する事で出会えた仲間が多く、自分自身にとって互いに助け合う事が出来る大きな存在となっております。この仲間の存在が、私にとって大きな財産であり、人と人との繋がりこそが青年会議所活動で得られる大きなメリットであると感じております。この繋がりは同じ志の下苦楽を共にする事で、育んできたものであり、この志が同じでなければ事業の成功も達成感も得られず、仲間意識を持つ事も出来ないと感じております。これまで築き上げてきた青年会議所の歴史を更に発展させる為には、仲間意識を向上させ一体感を持つ事が重要であります。人と人との繋がりをより強固なものとし互いに切磋琢磨し、信頼関係を築き、青年会議所の枠を超えた真の仲間づくりを行って参ります。そして何より、私達の活動・運動はこの仲間達だけではなく、多くの人々に支えられ青年会議所活動が出来ています。一番身近な家族や会社を大切に思い、そして理解を得てこそ、ふるさと「ところざわ」への貢献を果たす事が出来るのです。だからこそ、私達は、支えてくれている会社や家族、そして仲間に感謝の気持ちを常に持ち、青年会議所メンバーである事を誇りとし、支えてくれている家族や会社、そして仲間に感謝の気持ちを伝えて参ります。

また、政府の経済政策が奏し、株価の上昇など明るい話題が取り沙汰される中ではありますが、地域経済は決して明るい見通しが立っておらず、依然予断を許さぬ状況であります。私達は、家族や会社を守る責任ある立場にあります。私達は世代のリーダーとしてリーダーシップを発揮するために必要な、己の資質の向上に努めなくてはなりません。青年会議所は、自己研鑽を行いながら互いに切磋琢磨を積み重ねることで成長を果たす場でもあります。自分自身がどのような人間であるのか再認識し、自己研鑽をする事で、一人の人間として成長し、様々な立場で活躍できる資質の向上を図つて参ります。

 

【誇りの拡大】
~誇りの拡大が組織を育てる~
青年会議所活動・運動を行うにあたっては仲間の協力が不可欠となります。しかしながら、日本全国の青年会議所のメンバー数は減少しており、我々(公社)所沢青年会議所においては、ここ数年増加傾向にありながらも、依然予断を許さない状況であり、拡大活動については苦戦を強いられているのが現状です。昨今の地域経済状況や、青年会議所に対する評価も決して良いものばかりではなく、会員拡大の大きな障壁となっております。しかしながら、私達は新たなメンバーを加える事により活動の推進力を増大させ、力強い青年会議所活動を行っていかなくてはなりません。

青年会議所活動は、限られた時間の中、同じ世代で志を同じうする仲間と共に切磋琢磨し、大きな成長を遂げる事が出来る貴重な舞台であります。

私達は、メンバーである事に誇りを持つて活動。運動をし、(公社)所沢青年会議所が築き上げてきた歴史と伝統を、まだ見ぬ新しいメンバーに伝えて参ります。そして、このまちへの「想」を拡大させ「ところざわ」への活動や運動の効果をさらに高めるべく、真の仲間となる会員の拡大を目指して参ります。

 

【青年会議所メンバーとして】
~限界を作らずチャレンジする気持ちを常に持って~
私達は責任世代でもあります。多くの人が家庭や仕事を抱え、時間が無い中、青年会議所活動・運動を行っているのが現状であり、自分自身で限界を決めつけ、事なかれで終わらせたいと考えるメンバーもいるのではないでしょうか。しかしながら、自らチャレンジをしなければ成長はありません。青年会議所活動の時間は、自らで作るものであり、その時間の中で大きな成長を遂げる事が出来る舞台であります。出来ないと思う事もあるかもしれません。しかし、ただ出来ないと思わずに、強い気概を持って前へ進む事が大切であり、その気概に裏付けられた行動こそ、協力し合える誇りある活動。運動に繋がるのです。

私自身、青年会議所のリーダーとしてこのチャンスを生かし、己を大きく成長させていくと共に、これまで得られた経験を、全メンバーに伝えて参りたいと思います。そして、このまちのために、今何が必要なのかを的確に判断し、「ところざわ」への誇りを広く伝播し、私自身も青年会議所活動とふるさと「ところざわ」への誇りを胸に一年間、一所懸命
にまちづくりに励んで参ります。

ふるさと「ところざわ」を日本一のまちとする為に。